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#01
歴史の
息吹漂う
ボールパーク

 ボストン・レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークは、今から100年以上前の1912年に建てられた、伝統あるボールパークである。
 このスタジアムを表現すれば「歴史」、このひと言に尽きる。歴史の息吹は、ひとたびこの地に足を踏み入れれば、誰だって自然と感じることができる。
 フェンウェイ・パークは、ボストンの一等地に突如として現れる。
 周囲は一般道で囲まれているが、左翼側のゲート沿いに伸びる道路は、1930年代から44年間にわたり球団オーナーとして尽力したトム・ヨーキーの功績を称え、「ヨーキー・ウェイ」と命名されるなど、独特の雰囲気が構築されている。
 この街が、フェンウェイ・パーク、そしてレッドソックスをリスペクトしていると感じた。 

>> to be continued

   photo:Jun Ikeda

This week’s articles
#01 歴史の息吹き漂うボールパーク
#02 伝統の重みを投影する深い緑
#03 スタジアムを象徴するグリーンモンスター
#04 “ザ・ボールパーク”の本質を体現し続ける
 

Data

使用チーム MLBボストン・レッドソックス
所在地 アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン
収容人数 37,000人
竣工 1911年
工費 65万ドル

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