スプリング・トレーニングのオリジナルキャップひとつとってもそうだ。
　日本でも、以前からメディアや関係者に配布していたが、私は「SPRING CAMP」と表記されたオリジナルのロゴにスペシャリティを感じ、横浜DeNAベイスターズにも早速、採用させてもらった。小さなことかもしれないが、細かい部分からエンターテインメント性を積み重ねていく。それがやがて、ファンの大きな後押しとなって実を結んでいくのだと、それが私の信念だった。
　2月になれば、ソルト・リバー・フィールズには大勢のファンが訪れる。キャンピングカーでチームの仕上がりを見学に来る球団OB。マスコミも大挙して押し寄せてくる。
　1年でたった1か月程度のスプリング・トレーニング。短期間においても、いや、だからこそ、そこには最高のエンターテインメントを存在しているのだろう。

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photo：Jun Ikeda

⚾This week’s articles #01 メジャー屈指！スプリング・トレーニングのボールパーク #02 地元の人々に愛される「ホーム」としてのキャンプ地 #03 アスリートファーストな観点によるハイクオリティな設備 #04 短期間だからこそ存在する最高のエンターテインメント