青々とした天然芝が映えるフィールド。躍動する選手たちがパノラマのように眼下に広がる。屋根部分が開いていれば、眼前にはダウンタウンが見渡せる……。
　でも、空はグレー、そんなところもシアトルに来ていることを実感させてくれる。
　開閉式ドームでありながら、ボールパークとしてのクオリティは非常に高い。選手やそこに携わる人々をリスペクトする。
　「セーフコじゃないとダメだ」。そんな必然性を、このスタジアムには随所に感じられた。
　マリナーズの試合が堪能できた。やっぱり、いい球場だ――満足感を抱きながら、帰り道で本場のスターバックスコーヒーをついテイクアウトしたくなる。
　そんな日常が、シアトルにはある。

>> see you next week!

 photo：Jun Ikeda