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#01
世界的
スポーツイベントから
学ぶ本場の味
本場。その地で刺激を受けると、これまで抱いていた自分の価値観に少なからず変化が起きるものだ。知識とともに、目的や使命を持って訪れたのだから、自らの意識に化学反応が起き、素晴らしいアイデアが必ず浮かぶものだということを、私は度重なる経験から知っている。
2015年に訪れたドイツの首都ベルリンは、私にとってまさにそうだった。
「欧州チャンピオンズリーグを観たい」
最初の動機はこれだった。バルセロナとユベントスによるチャンピオンズリーグのファイナルは、ベルリン・オリンピア・シュタディオンで開催されたわけだが、ブラジルワールドカップ同様、世界的な一大スポーツイベントには学ぶべきところが豊富にある。
私にとって幸運だったのは、視察に行った決勝の地がベルリンだったことだ。
チャンピオンズリーグのファイナルを観戦する前に、私にはどうしても、見ておくべきこと、やっておくべきことがあった。
「ベイスターズのオリジナルビールを作る」
ドイツと言えば、誰もが知る「ビール大国」である。できるだけ本場の味、本場のビールにまつわる空気を体に染み込ませ、そのエキスをオリジナルビール製作に役立てたい――。
私はベルリンで、ひたすらビールを飲んだ。
photo:Jun Ikeda
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Data
使用チーム | ヘルタ・ベルリナー・シュポルト・クラップ・ベルリン |
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所在地 | ドイツ連邦共和国ベルリン |
収容人数 | 74.475人 |
竣工 | 1936年(2004年改修) |
工費 | 4.200万マルク(改修費2億4200万€) |