それでもこのボールパークには、平日でも収容人員およそ1万人のスタンドが埋まるほどのファンが集まる。とりわけ、子供たちにとても人気があるようだ。
　開放感。その理由を簡潔に述べるのであれば、この言葉が最も適しているはずだ。
　センター後方に用意されているのはキッズゾーン。ここを目的に訪れるファンも多い。その他の外野席奥のエリアも開けており、ベースボールの観戦が目的ではないファミリーなどがピクニックを楽しむエリアだそうだ。なんなら、お金を払わずとも試合を観られてしまいそうだが、そのような「オープン」な仕組みもまた、マイナーリーグのボールパーク特有のファンサービスなのかもしれない。

>> to be continued

 photo：Jun Ikeda