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#01
スタジアムを
案内してくれた
レジェンドの息子

 ヒューストンと言えば、NASAの「ジョンソン宇宙センター」が最も有名だろう。英語で「宇宙」を意味するアストロズもまた、この街の大きなシンボルであり、本拠地のミニッツメイド・パークには、連日、大勢のファンが集まり、賑わっている。
 昨年で言えば、青木宣親選手(現東京ヤクルトスワローズ)が在籍し、この地で日米通算2000安打を達成。チームも球団史上初のワールドチャンピオンに輝くなど、日本の野球ファンの知名度も高まっている。
 ヒューストンの中心部、ユニオン駅と隣接するように佇むミニッツメイド・パークは開閉式のドーム球場だ。
 私が横浜DeNAベイスターズの球団社長を務めていた2015年に視察させてもらったのだが、その際にこのボールパークを案内してくれた方が、球団代表のノーラン・レイド氏だった。彼はノーラン・ライアン氏の息子である。アストロズに9年間在籍し、野球殿堂入りも果たしている、メジャーリーグの歴史に名を遺すレジェンド――と言えばお分かりいただけるだろう。父もまた、球団のエグゼクティブ・アドバイザーの任に就いている。

>> to be continued

 photo:Jun Ikeda

This week’s articles
#01 スタジアムを案内してくれたレジェンドの息子
#02 ロッカールームで感じたアメリカのユーモア
#03 臨場感のあるサウンドをファンに提供する
#04 プレーヤーを後押しする多彩な個性
 

Data

使用チーム ヒューストン・アストロズ
所在地 アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン
収容人数 41,168人 
竣工 2000年
工費 2億5000万ドル

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