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#03
ストレスなく
野球に打ち込むための
最適な場所

 島国の日本の場合、海外に影響を受けることもあるが、基本的には「自分たちの文化は自分たちで創り上げる」といった思考が根付いている。
 しかし、韓国は違う。アメリカでもヨーロッパでも、いいと思ったものはなんでも取り入れる。だから、LGチャンピオンズパークも「野球の最高峰はアメリカだから、アメリカの要素をどんどん取り入れよう」といった姿勢が各所で見受けられた。
 それは、同じ利川市にある斗山ベアーズの二軍施設、ベアーズパークにも言える。
 ここのコンセプトは、「選手がストレスなくリラックスできる施設」だそうだ。まるで美術館のようなエントランスが象徴的な選手宿舎。そして、丹念に整備されている敷地内の庭園など、野球以外の場所にも資金を投じ、ストレスフリーな環境を提供している。
 野球場や室内練習場などは、LGチャンピオンズパークと引けを取らないクオリティの高さ。「ストレスなく野球に打ち込む」には最適の場所であろう。

>> to be continued

  photo:Jun Ikeda

This week’s articles
#01 一軍同様に魅力あるボールパークをつくりたい
#02 メジャーリーグのスプリング・キャンプ地を思わせる整備
#03 ストレスなく野球に打ち込むための最適な場所
#04 いいものはいいと認め、余すことなく導入すること

Data

使用チーム 北斗ベアーズ(ファーム施設)
所在地 大韓民国京畿道利川市
収容人数 400人
竣工 1983年
工費 550億ウォン

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